丹後はもともと織物が盛んでこの土地で長年織物を営み、丹後ちりめんを守ってきました。約20年ほど前には、絹糸をつくるための養蚕が東北の一部のみになっていました。
日本の養蚕が絶滅する。丹後ちりめんが廃れてしまう危機感から、絹織物を残そうとの想いで、蚕のエサになる桑の育成に携わったことがはじまりでした。
桑の育成に関しては何もわからない状態で桑葉の栽培を始めました。桑を育てていると聞いては訪ねて行き、教えていただきました。
初めは蚕さんが食べて質の良い絹を作ることを目的で、蚕の身体にもやさしい「有機」で桑の葉を育てました。その桑が、人の身体にも良いということで、健康茶として桑の葉を育て始めたのです。
京都府京丹後市網野町は、源義経の愛妾であった、静御前生誕の地であり、古くから絹織物の産地として栄えてきました。網野町磯には、今も静御前を祭る「静神社」が存在します。
美しい静御前にあやかり、いつまでも健康で美しい人生の手助けとなれるよう、自社開発の桑製品に「京・しずの桑」と名づけました。